波間 4

「・・・・・・ ・・・・・・」

親友の目の前で漏らしてしまったショックで、いつまでも声を押し殺して泣く。
濡れたバスローブを脱がせて、範行は 「ごめんな。早く気付いてやれば良かった・・・」 そう謝ってくれた。

すぐに風呂場へ戻って、シャワーで汚れた体を綺麗にされる。
ついさっきまで気持ちいいばかりだったのに、急に冷え冷えとした無機質な浴槽が口を開けているように見える。


立てない俺を元のソファに寝かせておむつを当てた。


「いつもの紙パンツ切らしちゃったからおむつにするよ。」
言ってはくれたけど、親友の前でおむつ換えされる気持ちには配慮してくれないらしい。

「オレが一緒にいれば、ほとんど失敗しないんだけど・・・」
そんな風にいっちんに説明するが、俺の自尊心はズタズタだ。

いつもはトレーニング用の薄型紙パンツを穿かせてくれるのに・・・。

ペニスに被せるパッドまで装着された感触で、長時間オムツ換え不要仕様にされたらしいのを知る。
確かに病院に戻ればすぐに昼寝してしまうから、今のうちにそうした方が手間がない・・・のは分かる・・・でも・・・。

床に置かれた変形円錐状のパッドのパッケージに 「3回までオムツ換え不要」 と書かれているのが見える。


そんなに漏らさない!!・・・言いたかったけど、言えなかった。


きっと、いっちんは俺が小便も教えられないのだと思っただろう。


中等部の時のジャージを穿かされて、長袖Tシャツは自分で着るように指示される。
明らかに腰の周りがもたついて、服の上からでもおむつを当てられているのが分かる。少し動いただけでもガサガサと音がして、一層惨めな気持ちになる。


「さぁて、お昼食べちゃおう。冷めちゃったかな?」
範行が明るい声で食卓へ誘う。

食欲なんかありはしない。

ふと目を上げると、俺以上にショックを受けた様子のいっちんが部屋の入り口に立っていた。






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